お知らせ

職員不足と疲労の影に~被災地の現実 (09.30)

豪雨により職員不足が深刻化している高齢者介護施設を訪問し、支援を行いました。この施設は以前の地震でHuMAが支援を行っていた経緯があり、職員の方々と顔なじみです。以前と変わらず献身的に業務にあたっていましたが、疲労は隠せない様子でした。

入所者80名、ショートステイ4名、福祉避難者3名に対し、職員は約40名。定数より3名少ない上、以前はあった支援団体の派遣も終了しており、ギリギリの人数で介護にあたっています。職員の中には、自身も被災しながらも、休暇を返上して勤務している方もいました。

HuMAチームは、食事介助や入浴介助など、職員の負担軽減に努めました。施設は広く、移動だけでも多くの時間と労力を要します。限られた人数で、入所者一人ひとりに寄り添う職員の姿に、改めて頭の下がる思いでした。

今回の訪問で、職員は、肉体的にも精神的にも限界に近づいていると感じました。被災地では、目に見えない負担を抱えながら、懸命に生活している人たちが多くいます。彼らの声に耳を傾け、長期的な支援を続けていくことが重要です。

 

食事介護を行うHuMA救命士。利用者さんにも笑顔が 入浴介助を行うHuMA看護師