支援活動 2010パキスタン水害被災者医療支援

2010パキスタン
2010年7月25日から降り続いている大雨により、パキスタン北西部では大規模な洪水が発生し、推定で死者1,600人以上、罹災者1,350万人、避難者は400万人に達し、大きな被害になっています。そこでHuMAではジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援開始を受け、8月20日から9日間初動調査チームを派遣しました。 初動調査チームは医師1名、看護師1名、調整員1名で被災地域を巡回し、その結果、HuMAは医療チームを派遣することになりました。

2010パキスタン水害被災者医療支援活動寄付金御礼

パキスタン水害被災者医療支援活動への募金にご協力頂きまして誠にありがとうございました。
皆様のご支援に心より御礼申し上げます。

2010パキスタン水害被災者医療支援報告

医療チーム活動報告

Sept,30 本日、パキスタン水害被災者のための医療支援活動が終了しました。ご支援ご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
★本事業(2010年9月3日〜9月30日)の活動レポートです。≫レポートへ
Sept,15
現在
概要をお知らせ致します(9月15日現在)
 現地には、常時医師1名、看護師2-3名、調整員2名が駐在し、現地の行政機関から許可を受けた学校や駅舎を借りて診療活動を行っています。
 調査チームの報告に従い、現地に到着してすぐに医薬品の購入・診療サイトの整備などの準備を行い、9月5日から本格的な診療活動を始めました。
  投薬は3日を限度とし、3日毎に2-3箇所の活動サイトを回る形態で活動を行い、被災者の治癒過程も観察でき有効な活動を行っています。
  診察した患者数は、毎日概ね100名程度であり、疾患の傾向としては、目・耳の疾患、筋骨系疾患、皮膚疾患や小児の急性下痢症が多いようです。
  カウンターパートにつきましては、過去にHuMAメンバーが個人的にお世話になった日本人の方が、旅行会社と宿泊施設を経営し、更にNPO法人として現地の住民に衛生教育を実施しており、今回の活動においても諸種お手伝いをして頂いています。 部屋の確保や空港までの送迎など生活面の支援から、薬品の購入や現地の行政機関および警察機関との調整など数々のご支援を頂き、安全で快適な活動を行うことができています。
Sept,2(木) 本日、JPFより2010パキスタン水害被災者医療支援活動の承認がおりました。
これにて、HuMAは医療活動を9月30日まで行うことになりました。

●派遣期間は9月3日〜30日(現地活動期間は9月4日〜29日)
●メンバー合計11名(医師4名、看護師4名、調整員3名)
●医療チーム派遣目的は、医療活動、現地NGOとの協力による衛生活動、医薬品の供与
です。

初動調査チーム活動報告(8月20日〜28日)

 比較的被害の大きい地域(人口116万人、13万戸が損壊。死者24人、行方不明者138人。人口の60%以上が被災)において調査活動を実施しました。
  被災者は地域内の学校に避難しており、それぞれ現地の医師・保健婦・薬剤師が簡単な診療を実施していましたが、そのうち数箇所は近日中に閉鎖される予定とのことでした。また、地域で唯一の総合病院(平屋の病院)は、5日間も高さ2.5mまで浸水したため結果壊滅的な被害を受け、病院としての機能を失っていました。
 洪水後に増加した疾患は、眼科疾患、皮膚科疾患、下痢などであり、他の疾患は心臓病、甲状腺、肝炎、腎炎、関節痛などの慢性疾患とのことでした。
 緊急性はあまり高くはありませんが、傷病者数は多く且つ安全の確保も十分可能であることから、国際社会への貢献のため医療支援活動を展開する必要があり、また可能であります。

 以上の報告を受け、HuMAは調査チームが帰国する以前の8月27日に、(特活)ジャパン・プラットフォーム(JPF)への人道支援の関心表明を始め、医療チームを派遣することにしました。
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