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東日本大震災被災者医療支援事業速報
TOHOKU - PACIFIC OCEAN EARTHQUAKE



東日本大震災におけるHuMAの第三期活動報告

第二期の終盤になり現地の医療統括本部長より依頼を頂き、下記の方針に従い、5月15日から5月25日まで第三期として引き続き活動を継続しました。 5月14日に緊急医療体制を終了し仮設診療所での通常診療へ移行させてい く予定であるが、本部長の医師が外来・当直診療に就かざるを得なくなり、統括事業が終息していくまでの期間、本部長の業務を支援しロジスティックス業務を担う人材が必要とのことでありました。

【現地医療事情の現況と展望 】
 3月下旬〜4月上旬には避難所での定点診療がメインでしたが、4月18日の志津川病院仮設診療所の開院に伴い、同院での診療が中心となり、4月25日からは全体の巡回診療も5カ所に縮小され、4月30日にHuMAの巡回診療は終結しました。
 GWには避難所からホテル等の宿泊施設へ集団移住の開始、ガソリンや道路事情の改善、巡回バスが開始され、5月13日に全ての避難所での救護活動は終了となりました。
 5月14日以降は公立志津川病院仮設診療所での保険診療のみとなり、アリーナ内の救護所および医療統括本部も閉鎖となりましたが、統括本部にはまだ患者さんを含む多くの人が訪ねてきたため、常に本部に人を置いて対応する必要がありました。
 第三期の活動は、医療統括本部の完全解散に向けての撤収作業支援および本部機能維持に関する支援と、訪問看護ステーションの支援に関する調査が主な役割でした。

第三期の基本方針
・ 第三期を医療統括本部解散支援期と位置づけ、発災から活動を続けて来た医療統括本部の総括に関する業務を支援すると共に、訪問看護等についての可能性を探る。
・ 医療統括本部に対し、今後の復興に関する提言や助言を残せるよう努める。

活動期間平成23年5月15日から平成23年5月25日
活動メンバー調整員2名(看護師とロジ各1名)

【第三期の具体的な活動 】
#1: 医療統括本部解散に向けての撤収作業支援
#2: 本部機能維持に関する支援
#3: 訪問看護ステーションの支援に関する聞き取り調査
#4: 公立志津川病院職員のリフレッシュプロジェクト

#1:医療統括本部解散に向けての撤収作業支援
 第二期に引き続き、本部の支援を行いました。今回は解散に向けての撤収作業が主な活動でした。HuMAロジスティックとして第一期より引き続き同ロジが、また、第一期に参加した看護師がサブとして参加しました。 主な活動内容は、本部活動資料を精査・評価し必要な書類をファイリング、各支援医療チームが収集した紙診療データを excel に入力、不要書類の廃棄処分、各種保存データの加工及び統計処理、医療統括本部の整理整頓および救護所の掃除など実施、南三陸町および登米市で行う肺炎球菌ワクチン接種の同意書・注意書き・予診票・スケジュール等の作成などで、その他、突発的事項に対応するための資料等の作成を行いました。

#2:本部機能維持に関する支援(電話対応・来客対応・患者対応) 
5月14日以降は現地や支援チームの医師などが全員仮設診療所での診察に入り、HuMA は主に第二期終了まで自治医支援チームが行っていた本部業務を引き継ぎました。本部携帯の対応、診察等により医師が不在時の来客に対して仮設診療所への誘導、 情報不足で来所する患者への情報提供(仮設診療所の場所と診療時間等)と必要により誘導、などが主な業務でした。

#3:訪問看護ステーションの支援に関する聞き取り調査
志津川病院の訪問看護ステーションの状況を、訪問看護ステーション「りあす」所長に対して聞き取りを行い調査しました。 南三陸町の訪問看護の現状は、「患者数は約1日12〜13件。週50件は回っている。 Pegの入っている方1名、家庭での痰の吸引を行っている方1名。 スタッフは3人・1チームとし計4チーム(ドライバー込)で訪問看護を行っている」とのことでした。  現在の懸念として、「今回の震災にて訪問看護指示書を書く開業医が鎌田医師しかいなくなり、その為、公立志津川病院へ周ってくる患者数が増えた。 高齢者の避難生活や、仮設住宅での引きこもり生活によりADLの低下が心配される。 物資の不足や慣れない食生活(菓子パンやカップめん)による食思低下による褥瘡の発生等、新規の患者のニーズは増大の一方、「りあす」の車も流され以前より台数が減り、マンパワーも足りない」などがあげられました。

#4:公立志津川病院職員のリフレッシュプロジェクト
志津川で働く医療関係者に山形県志津温泉で休養してもらうプロジェクトです。HuMAロジはスタッフと現地間の調整を行いました。25日以降は直接西川町の方と連絡をとっていただくことになりました。 4月は計23名が、5月は計36名が参加しました。 →医療スタッフ短期休暇プロジェクトのページへ

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