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東日本大震災被災者医療支援事業速報
TOHOKU - PACIFIC OCEAN EARTHQUAKE



東日本大震災におけるHuMAの第一期活動報告

HuMAでは今回の東日本大震災に対して発災後の3月18日から4月30日まで第一期の支援医療活動を行ってきました。5月以降も第二期活動としての活動を行いますが、これまでHuMAの活動にご理解を示され直接間接のご援助やご寄附を多くの皆様から頂いておりますので、第一期の活動の締めくくりとして現在までの活動の要約をここに掲載します。

HuMAは当初目標として以下の三点としました。
#1:急性期から慢性期にかけての被災地での医療
#2:現地医療関係者の援助
#3:外国からの医療救援チームとのcollaborationとリエゾン役

#1:急性期から慢性期にかけての被災地での医療
3月18日の初動・先遣隊の派遣から第五次隊の派遣まで43日間、宮城県本吉郡南三陸町の「介護老人保健施設 歌津つつじ苑」に医療拠点を置おいて、巡回診療を含めて現地の被災者の方々の診療を行ってきました。

HuMAが行ってきた巡回診療のデータ
全体のまとめ
歌津つつじ苑
港親義会館
石泉活性化センター
三浦邸
韮の浜公会堂

HuMAが行ってきた公立志津川病院仮設診療所での診療のデータ

公立志津川病院仮設診療所

多くの被災者の方々が、かかりつけの病医院を失ったため慢性疾患の投薬とその処方で診療所を訪れておりました。急性疾患としては身体的なものの多くは呼吸器症状(呼吸苦・咳・咳嗽など)によるものが多数を占め、インフルエンザなどの流行は認めていません。一方、ノロウイルス感染が志津川地区あるいはベイサイドアリーナで確認され、予防策として食事用ディスポ食器の手配(割りばし、使い捨ての皿・どんぶりなど)も現地対策本部とUNICEFから依頼され、約70,000セットを購入あるいはご寄附いただき、現地に配布しました。救急搬送は、痙攣発作、急性大動脈解離疑い、心不全、不安定狭心症、天疱瘡、急性胆のう炎がありましたが、全て基幹医療機関に受け入れをお願いできています。第一期の本隊派遣の間に、この地域での被災者の方々の集団移住が近隣の栗原市などに行われ、時間の経過とともに医療の需要は少なくなり、最終的には41か所の避難所は5か所に纏められ巡回診療の必要性もなくなっています。ベイサイドアリーナ地域に公立志津川病院仮設診療所(イスラエル医療チームの寄付)が開設され、地元医師がこの診療所で4月18日より診療を始めることになり、殆どの医療支援隊も4月で撤収を決めていくなか、HuMAも支援医療の当初の目的は達成したとの判断により、この地域での医療支援を4月末日で終了することが決定しました。

しかし、公立志津川病院仮設診療所もまだ十分な医師数が確保できていないなどの理由から、公立志津川病院長から正式な支援延長の依頼を受け、5月以降はこの仮設診療所の補助として医師を第二期医療支援として派遣する事を決定しました。この仮設診療所のサポートとして医師2名、調整員1名を5月中旬まで派遣します。

直接の診療以外の活動としては、志津川ベイサイドアリーナの医療統括本部に常時調整員を置き、医療統括本部業務の補佐などアドバイサーの役目を果たしてきました。 この第一期の派遣人数は、総数48名(医師22名、看護師22名、調整員4名)となりました。

#2:現地医療関係者の援助
西川町への医療スタッフの休暇プロジェクト(月山プロジェクト)
日本山岳ガイド協会の仲介で、長期に渡り被災者でありながら医療活動を続けてこられた現地医療看護職などの方々に少しでも休息していただく為に、山形県西川町役場のご協力により、月山の温泉宿で二泊三日の休息ツアーを4月11日より開始しています。HuMAはこのツアーを積極的にお手伝いし資金的援助を行っております。このプロジェクトは5月末まで続ける予定です。

#3:外国からの医療救援チームとのcollaborationとリエゾン役
3月27日からイスラエルチームが正式に医療援助チームとして南三陸町に受け入れられた為に、その調整役としての役目をイスラエル大使館・日本外務省より正式にHuMAが依頼され、その調整役を行ってきました。4月11日のイスラエルチームの撤退に伴い、この役目は無事終了しています。

また、今回の活動では皆様のご協力とご寄付などに支えられて行われてきましたが、現地の活動では大変にお世話になった方々がおられましたのでご報告いたします。

社団法人日本山岳ガイド協会の皆様
今回のHuMAの医療活動にご賛同を頂けた社団法人日本山岳ガイド協会からは全面的なサポートを頂き、活動初日から本隊隊員の移動、食事あるいは保護など活動面での共同活動が行われました。発災直後から暫くは、破壊された陸路やガソリン不足の為の移動の問題やあるいは食糧などの問題が懸念されていましたが、山岳ガイド協会からの常時4人のガイドの方々がこれら全てを対応して下さった為に、災害現地でのロジスティックの問題に悩まされることはありませんでした。また実際の活動面だけでなく、この震災についての寄付金など、資金面での援助も頂いています。

医療法人財団白十字会グループの皆様
長期に渡る第一期の医療支援活動ではHuMAだけの人材では十分でない事もあり、医療法人財団白十字会グループの医師・看護師の方々がHuMAと一緒に現地で活動していました。

災害援助では、多くの方々のご協力なくしては成り立ちませんが、上記の二団体には現場の活動で大変にお世話になりました。改めて御礼申し上げます。

今回の災害は規模も範囲も巨大であり、災害救援の初期の医療支援活動は徐々に収束し、今後は復興にむけた支援が現地では必要とされてきています。このような大きな災害に対応すべくHuMAは総力体制でその医療支援を行ってきておりますが、HuMAの活動は様々な方々のご協力とご支援よって可能となっています。今後も現地で必要とされる医療需要に対応すべく、現行の支援と同時に準備を進めています。現地では更なるきめ細かい支援が必要とされています。

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