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HuMAの活動
2015ネパール中部地震被災者医療支援



第三次本隊 報告書

2015年5月29日・ネパール連邦民主共和国 Sindhupalchok郡のRamche

本日の活動概要
RamcheのPrimary Health Centerで診療活動を行った。

本日は物品不足状況の把握、また診療サイトの流れをスムーズにするため配置変えをしようと早目に集合したが、二次隊の見送りもありいつも通りの出発となった。1時間半ほどかけRamcheのPrimary Health Center(PHC)に10時頃到着。前日と比べても瓦礫は確実に処理されており道は通りやすくなっていた。

診療サイトには前日と変わりなく人々が賑わっていた。遅れて現地の医師、看護師達が登場し朝食を取っている間セッティングを行うこととした。今日はドライバー二人にも通訳を依頼し一緒に活動した。 順番を割り込みする患者の説得などが上手く、 ドライバー二人が加わったことで現地スタッフがかなり休憩をとれるようになった。午前中でも40〜50人近くの患者が来場、どのセクションのスタッフも休む暇は全くなく、テントの隙間から差し込む強い日差しで少し集中力が途切れるようになり、ロジの呼びかけにより15分の休みを現地スタッフ含め全員でとることとなった。人々はまだ診療所に溢れていたが皆静かに木陰で待っていてくれた。

15分後リフレッシュした頭で診療を再開。ドライバーの通訳も徐々に板につき始め診療はスムーズに進んだ。現地医師も交替で休みを取ってくれるようになった。途中日本国際緊急援助隊 JICA Disaster Relief team(JDR)から引き継いだ右頭骨骨折後のpinning、外固定の患者が来場。開創部から創を観察したが感染兆候はなく、末梢の腫れも軽度で運動・感覚障害認めず経過は良好。現地でもしっかりフォローされており、外固定除去に関してもDhulikhel Hospitalで予定していると聞いた。アクセスに関しても問題のない患者であった。

診療も終わりに近づき撤収の準備をした頃、頭部挫創、鼻出血、下腿裂創(交通事故)の患者が立て続けに来場した。頭部挫創に関しては朦朧としておりやや不穏状態、頻脈で末梢冷感・湿潤あり、脈は触れるがショックの可能性が高い。頭部からは動脈性の出血をしており外出血のコントロールを最優先に三次隊全員で対応。縫合止血を行った。輸液を行いたいところだが、現地には輸液キットはあるが輸液がない状態。HuMA看護師の機転で嚥下に問題ないと確認後、ORSをできる限り飲んでもらうこととした。500mlほど飲水後、意識もはっきりし歩いて帰宅された。

合計83人の患者を診察、急性呼吸器感染症と下痢がメインの疾患ながら、災害関連疾患が5例あった。昨日までは震災時の受傷のフォローのみだったが、震災後からのめまい、嘔気、身体中の痛みなど不定愁訴を訴える患者も2人含まれる。震災から時間も経過し一種のPTSDを疑う患者もこれからは増える可能性はある。

15時半頃診療サイトに雨が降り始めた。帰り道も脆弱な箇所は多々あるため、急ぎ足で撤収しPHCを出発。途中で雨は上がった。しかし車幅しかない舗装されていない道の左側は急斜面を経て流れの速い川につながっておりここを通るのはやはり不安は残る。安全にはくれぐれも注意しこれからも活動していきたい。




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