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HuMAの活動
2015ネパール中部地震被災者医療支援



初動調査隊 報告書

2015年5月11日・ネパール連邦民主共和国バラビセ

本日の活動概要
日本のJICA国際緊急援助隊医療チームが医療活動を展開しているバラビセ集落を調査した。

2015年5月11日(月)朝から、地震被害が大きかったSindhupalchowk地区を目指しハイウエイを東へ、それから北東へ向かった。

山間では平地が少なく、急斜面に段々畑を切り開き、僅かな平地にレンガ・石積み家屋が建てられていた。車を走らせるにつれ、沿道の建物損壊が目立つ様になり、レンガ・石積み家屋のみならず鉄筋コンクリート建築でも崩壊している建物があった。遠くからでは損傷が見えない建物でも、近寄るとひび割れがあったり傾いていたりしていた。

狭い道路は、バス・トラック・乗用車・オートバイ・歩行者・家畜が行き交い、沿道には全壊家屋・半壊家屋が混在し、放置された建物もあれば瓦礫整理された地所もあった。その合間には雨露を凌ぐテント・タープや瓦礫で作られた仮設小屋があり、飲食物・衣服・寝具・建築資材・車用品・登山用品などが並べられ開店中の商店もあれば閉め切られた家屋もあった。

バラビセ集落では、日本のJICA国際緊急援助隊医療チームが仮設診療所を展開し、被災者に医療を提供していた。隊員達は元気に活動していた。

地区を統括している保健センターは、レンガ建築が地震で半壊状態になっており、住民対応は屋外でタープを張って行われていた。安全な場所に保健医療施設を確保する必要があるとの話だった。

地域を統括している医師は、医療チームが山奥や国境近くの集落までアプローチして被災患者の有無を確認したり医療対応したりする急性期対応は既に終わりつつあり、回復期に向けての方針を考え始めなければならないと話していた。

朝は青空が広がっていたが、午後から急速に積乱雲が発達して雷雨となり時々雹が降った。ネパールの雨は、シトシトと長続きするのではなく短時間の激しい雨が繰り返すのが特徴とのことだった。地震で緩んだ急斜面で豪雨を契機にして土砂崩れが起こるのではないかと心配されている。

地震から約2週間が経過し、山間の被災地では災害の時相は回復期に入ろうとしているところであったが、地震後に雨期に入って土石流災害が発生して地震被害が増悪するのではないかと危惧されている。

半壊や全壊家屋

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