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HuMAの活動
2017-2018ミャンマー避難民本隊人道医療支援


三次隊 報告書と写真 

活動日:2018年1月6日
活動場所:DCHT仮診療所 (Hakimpara)、建設中のDCHTヘルスポスト Labour Room、 Medical Camp Pennyappeal and Agrajattra Child Friendly Space by IFRC、DCHTモバイルクリニック(Moinargona)

本日の活動概要
建築状況視察、複数の医療施設訪問インタビュー

丘の上の新ヘルスポスト、本日の工事進捗状況を確認。天井、床、壁、ドアなどがほぼ完成し、残すは水周りと電気系統のみです。天井は竹の皮で暑い日にも室内をしのぎやすくしてくれます。壁は波型のトタン板で全ての部屋が仕切られ、それぞれがclosedな空間となっています。

11時すぎ、近隣医療機関の訪問インタビューを開始しました。Pregnant Women and Child Delivery CenterのDr. Afsana Aimanの訪問は2度目です。今朝は7時と10時に出産があり、まだ母子ともに奥のベッドで休んでいました。一般的に出産後5-6時間で家に戻るそうです。この施設では救急車を2台所有しており、大出血など緊急の場合にはUpazila Health Complexに紹介します。DCHTも救急車を1台所有しているとのことです。今日の時点でのANC (Antenatal Care)記録簿とPNC (Postnatal Care)記録簿を見せてもらうと、176件と62件でしたが、前回訪問した4日前よりもそれぞれ12件と4件の増加です。出生届を軍に提出すると現金や物資を支給されます。DCHT (Dhaka Community Hospital Trust) も今後は同じ出生届を使うことになります。

妊婦検診カードをもう一度見ながら、その項目の詳細を教えて頂きました。細かいところまで多数のチェック項目がありましたが、尿検査や体重測定、腹囲測定、子宮底長測定などはないようです。出産時に使う湯は目の前の売店で売られています。 Dr. Afsanaも助産師さんたちも私たちHuMAに親切にして下さり、インタビューにもいつも快く対応してくださるのでありがたい存在です。生まれたての可愛らしい赤ちゃんも見ることができ、気持ちが和みました。

このDelivery Centerの横にはIFRC(国際赤十字)の提供するChild Friendly Spaceがあり賑やかな声が外にも聞こえていました。窓から中をのぞくと小学生くらいの子供たちがお絵かきをしたり鉄琴を叩いたりと、さながら児童館のような雰囲気でした。日本赤十字の助産師さんもお世話係として遊んでおり、社会心理学の専門家もおいているとのことです。無邪気にはしゃぐ子供の様子を見て、このような居場所の大切さを感じました。

その後、 Medical Camp Pennyappeal and Agrajattraを訪ねました。この施設はPennyappealという英国のNGOとAgrajattaという地元NGOの協力で運営されています。壁のポスターを見ると、きちんと診療内容を標榜していてこれは珍しいことです。他にも大変珍しいことに大人用のデジタル体重計が設置されています。患者さんが途切れた時を見計らって、穏やかな表情のDr. Nurul Kabir Halaliにインタビューしました。

AgrajattaというNGOが提供しているサービスは医療だけでなく、仮設住宅材料、栄養、衛生、food およびNon foodの配布も行っています。3ヶ月前に開院し一般患者も妊婦も診ています。スタッフは全部で5人。受付1人、医師常勤1人、もう1人の医師は週2回。ヘルスワーカーが2人。金曜休診で1日平均150名ほどの患者が来院。同じクリニックを他3つのキャンプでも運営しています。妊婦検診のチェック項目は、体重、血圧、浮腫、黄疸、胎動、胎位などで尿検査は行っていないようです。カーテンで仕切られた診察用ベッドもあり、中の構造は簡素ながらしっかりしていました。

アウトリーチ活動としては、ヘルスワーカーが週に2回、キャンプの村を訪問して調査をしたり宣伝のためにマイクでアナウンスすることもあるそうです。紹介状の例や、このNGOがdistributionを行う時の住民リスト用紙、また、現地保健省に提出する疾患分類報告の用紙も見せてくれました。我々は医療機関の支援というと、つい国際機関への報告ばかりに気をとられますが、地元保健省も独自にしっかりデータを収集しているわけです。DCHTの報告も両方向にぬかりがないよう助言する必要ありと感じました。ここは位置的にDCHTの新ヘルスポストの真下にあり、新たに掘った井戸の真横にあります。建設中の騒音が激しかったはずですが、Dr. Halaliは何かあったら互いに協力し合いましょうと優しい笑みで約束してくれました。

13時すぎ、DCHTのモバイルクリニックに合流するためにMoinargona地区へ行きました。2診でやっていたのでHuMA医師はDr. Dipaの補助につきました。だいたいHakimparaの定点診療所よりもモバイルクリニックの方が患者数が多いのですが、毎日大勢の患者が並ぶなかで決して慌てず焦らず丁寧に診察しているモバイルチームに頭の下がる思いです。3次隊が来てからは、HuMAとPWJ(ピースウィンズ・ジャパン)の3人の日本人に対してDCHTのKhairulさんがぴったり同行してくれています。帰りの車の中で、彼に「バングラデシュの人々は本当にいい人たちで、強い感銘を受けずにいられない。」と言ったら、「それはあなた達が良い人だから。感銘を受けてるのはこちらだよ。」と静かに語り始めました。普段どちらかと言えば必要以上の愛想がない人だったので我々の世話に疲れているのかと密かに案じていたのですが、驚き泣きそうになりました。地元の方々と良好な関係を築けていることを大変嬉しく思いました。


DCHT目の前の空き地でサッカーをする子どもたち。丘の上にある緑の屋根の建物が新ヘルスポスト。下にMedical Camp Pennyappeal and Agrajattraなどが並ぶ
DCHTモバイル(Moinargona)てHuMA医師、
診療補助を行う

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